20世紀後半、人類はかつてない繁栄と物資を手にしましたそして、その代償として地球温暖化、環境汚染、大量廃棄物などの問題を引き起こしました。私たちは、地球規模で環境に配慮する必要に迫られています。そして、環境配慮のために多くの取り組みがあります。最近、目にする機会が多くなった、いろいろなマークを、集めてみました。
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マーク | |||
名称 | エコマーク | 再生紙使用マーク アールマーク |
グリーンマーク |
意味 | ライフサイクル全体を考慮して環境保全に資する商品を認定し、表示する制度。幅広い商品を対象とし、商品の類型ごとに認定基準が設定されている。 ISOの規格(ISO14024)に則った我が国唯一のタイプⅠ環境ラベル制度である。 情報用紙、印刷用紙の古紙パルプ配合率の基準は70%以上(PPC用紙は100%、OCR用紙は50%以上)、衛生用紙は100%。 |
ごみ減量化推進国民会議で定められたもので、古紙パルプ配合率が容易にわかる表示。 R100は古紙パルプ配合率100%、R70は古紙パルプ配合率70%を意味している。 使用に際しては特に許認可の必要はないが、古紙パルプ配合率にとどまらず白色度についても併記することが奨励されている。 大きさ、色は自由で、配合率に合わせて数字を選択する仕組みになっている。また表紙と中面で古紙配合率の違う紙を使用した場合は、両方を表示する。 |
(財)古紙再生促進センターが制定した古紙を原料にした製品の識別マーク。グリーンマークは、古紙を40%以上原料に利用した製品であることが原則。 ただし、トイレットペーパーとちり紙は、古紙を原則として100%原料に利用したもの、コピー用紙と新聞用紙は、古紙を原則として50%以上原料に利用したもの。 紙や紙製品のほかに断熱材などに使用されるセルローズファイバーやペット用の敷料などや段ボール箱や紙箱についても箱自体を製品と見なしてマーク表示の対象となる。表示するためには、センターの承認とそのための手続などが必要。 |
運営主体 | (財)日本環境協会 エコマーク事務局 |
3R活動推進フォーラム | (財)古紙再生促進センター グリーンマーク実行委員会事 務局 |
URL | http://www.ecomark.jp/ | http://3r-forum.jp/ | http://www.prpc.or.jp/ |
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マーク | |||
名称 | 牛乳パック再利用マーク | 間伐材マーク | FSC®認証マーク |
意味 | 回収した牛乳パックを原料としている商品であることを示すマーク。全国パック連によって認定された商品、および協力店であることを示す。 現在、パックマークがついている商品は、トイレットペーパー、ティッシュペーパーのほか、フラットファイル等の文房具、食品トレー、紙コップ、紙皿等。牛乳パック(1リットル)30枚で、13冊前後のフラットファイルが作成可能(牛乳パック100%使用時の場合)。 |
間伐材を用いた製品につけられる識別マーク。主に木材で構成され、かつ、間伐材の有効利用が図られていると認められる製品につけられる。主要な木質部の間伐材の使用割合が原則として100%であることを目標とするが、製品の種類、仕様、構造等を勘案して委員会で審査を行う。2003年1月からは間伐材15%古紙85%の"間伐紙封筒"が紙製品で初めて認定された。 | 森林及び林産物の認証機関の評価・認定・監督を行なう非営利の国際組織。世界各地で行なわれている無秩序な森林の伐採をくいとめ、森林を適性に管理して永続的に保持していくことを目的とし森林管理の改善、森林にダメージを与えることなく森林資源を有効に活用する、過度の伐採を忌避するなどを骨子として細かい既定が定められている。 このFSC®認証を取得していれば、どこから切り出された木材がどのような製品となったかの道すじが、書類によってトレースできる。紙製品では、王子製紙と富士ゼロックス、三菱製紙などが認証を取得し、コピー用紙などを販売。 |
運営主体 | 全国牛乳パックの再利用を考 える連絡会(全国パック連) |
全国森林組合連合会 間伐材マーク事務局 |
Forest Stewardship Council® |
URL | http://www.packren.org/ Japa/P8.html |
http://www.kanbatsuzai-mark.org/ | http://www.fsc.org/en/ |
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マーク | |||
名称 | PEFC森林認証プログラム | ツリーフリーマーク | 非木材紙マーク |
意味 | 各国政府が 定めた政府間プロセスと呼ばれる持続可能な森林管理のための基準に則って森林の管理が実施されていることを第三者が認証する「森林管理認証」、及び、木製品や紙製品に関して森林管理認証を受けた森林から生産された木材を原料として一定の割合以上に使っていることがその生産、加工、流通の各段階で検証されていることを第三者が認証する「生産物認証(CoC)」を行う。 | バージンパルプの消費による紙の生産に代えて、非木材紙を社会化することで、森林資源や地球環境を保全し、植林のための基金を得て、持続可能な社会に向けて積極的に貢献することを目的とした(非木材紙)TREE FREE PAPERにつけられるマーク。 | 非木材紙普及協会が認定しているマーク。安定供給、品質面で十分に満足できると判断された非木材パルプを使用した紙や紙製品、加工品につけられるマーク。地球環境保全に役立てるために、木材の代替資源としての非木材を利用した製品開発、利用普及と啓蒙活動を図ることを目的としている。非木材パルプを重量比10%以上使用した原紙、及びその原紙を使用して作られる紙製品ならびに紙加工品につけられる。 |
運営主体 | PEFC(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes) |
グリーン・ マーケティング協会 |
非木材グリーン協会 |
URL | http://www.pefc.org/ | http://www.green-ma.jp/ | http://www5.ocn.ne.jp/ ~himoku/index.htm |
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マーク | |||
名称 | ケナフマーク | 100%再生紙マーク | 植林木使用紙マーク |
意味 | 地球環境に役立つケナフ関連事項及び製品に適合する認定マーク。ケナフパルプを総重量比20%以上配合した原紙、及びその原紙を使用した紙製品・紙加工品と、ケナフを総重量比10%以上配合した紙以外の加工品が対象。 | 王子製紙が平成9年に開発し、製品化した古紙100%使用の再生紙「グリーン100」シリーズを普及するために作成した環境マーク。王子製紙の古紙100%再生紙を使用し た印刷物には自由に使用できる。 |
王子製紙の植林木使用紙を使用した印刷物に自由に使用できる。 |
運営主体 | (財)地球・人間環境 フォーラム、ケナフ協議会 |
王子製紙株式会社 | 王子製紙株式会社 |
URL | http://www.gef.or.jp/ activity/another_group/ index.html |
http://www.ojipaper.co.jp/ | http://www.ojipaper.co.jp/ |
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マーク | |||
名称 | ECFパルプロゴマーク | KEEP GREENマーク | (中性紙マーク) |
意味 | ECF(無塩素漂白)によって製造されたパルプを使用した製品をご利用された場合に自由に使用できる。 | 東京洋紙協同組合のオリジナルマークで地球環境のことを考えた再生紙製品に「KEEPGREENマーク」を添付。「豊かな自然を維持する」という言葉と、森の再生を意味するマークとで構成。 | 東京洋紙協同組合のオリジナルマーク。中性紙とは酸性サイズを使用する酸性抄紙法に対して、中性サイズを使用する抄紙法で作られ、pHが7ないし弱アルカリ性になっている紙であり、保存性、強度面で優れており、現在公文書や長期保存を必要とする書籍や概要文献に用いられている。耐久性に優れているため、高級印刷物や書籍物の本文として幅広く使用できる。 |
運営主体 | 王子製紙株式会社 | 東京洋紙協同組合 | 東京洋紙協同組合 |
URL | http://www.ojipaper.co.jp/ | http://www.tykk.com/ tykk/top/index.html |
http://www.tykk.com/ tykk/top/index.html |
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名称 | エコパルプ | バタフライロゴ | グリーンプリンティング 認定制度 |
意味 | 北越製紙のオリジナルマーク。「エコパルプ」(無塩素漂白パルプ)ECFの普及・周知、積極的に環境を考えた紙の選択ができるよう、「エコパルプマーク」を作成。 | 日本水なし印刷協会が運営する制度で、製版時の現像廃液がない、湿し水IPAを使わない、VOCのの放出量が少ない印刷方法を使用していることを明示するものです。 | (社)日本印刷産業連合会が運営するこの制度は、印刷業会の環境自主基準に基づき、事業所(工場等)の環境負荷低減への取組及び環境に配慮した印刷製品を認定します。印刷業界の環境負荷の低減及び市場へ提供する印刷製品の環境負荷低減を推進しています。 |
運営主体 | 北越紀州製紙(株) | 日本水なし印刷協会(日本WPA) | 日本印刷産業連合会 |
URL | http://www.hokuetsu-kishu.jp/ | http://www.waterless.jp/ | http://www.jfpi.or.jp/ |
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名称 | 環境保護印刷認証制度 | 3.9グリーンスタイルマーク | 森の町内会ロゴマーク |
意味 | オフセット印刷の刷版~印刷工程からVOCや有害廃液を出さないことで「ゼロエミッション」を環境保護に貢献、配慮した印刷物の1点1点、1枚1枚に自己適合宣言した「環境保護印刷マーク(クリオネマーク)」を付与する認定制度です。環境保護印刷推進協議界が運営する制度であり、印刷業界の環境負荷低減に寄与した印刷製品の提供を推進しています。 | 林野庁の推進する3.9GREENSTYLE(サンキューグリーンスタイル)は、京都議定書で定められた“日本の森林による1,300万炭素トンのCO2吸収”の目標達成のためのライフスタイル提案です。 | 森の町内会が認証した「間伐サポーター企業」は「間伐に寄与した紙」を使用した印刷物に「森の町内会」ロゴマークを表示できます。 |
運営主体 | 環境保護印刷推進協議会 | 林野庁 | 森の町内会 |
URL | http://www.e3pa.com/ home/ |
http://www.rinya. maff.go.jp/ |
http://www.mori-cho.org/ |